福島県議会 2022-03-04 03月04日-一般質問及び質疑(一般)-08号
奥会津の川と山と森がおりなす神秘で雄大で厳かな大自然の中を走る只見線は、絶景を臨む鉄道路線として国内外から注目を集めており、昨年は第1只見川橋梁をはじめとする只見線鉄道施設群が選奨土木遺産に認定されるなど、新たな魅力が加わりました。
奥会津の川と山と森がおりなす神秘で雄大で厳かな大自然の中を走る只見線は、絶景を臨む鉄道路線として国内外から注目を集めており、昨年は第1只見川橋梁をはじめとする只見線鉄道施設群が選奨土木遺産に認定されるなど、新たな魅力が加わりました。
星氏が撮影した第一只見川橋梁の写真に魅了された多くの人々がこの秋も赤く染まった山々と薄紫色の橋梁を一目見ようと三島町のビューポイントを訪れております。このように、奥会津の四季を織りなす風景と只見線の鉄道土木施設が人を呼び込む貴重な地域資源になっております。
地質調査の結果、第六只見川橋梁において工法の変更が生じたためでありますが、我が党として9年前の新潟・福島豪雨の発生直後から早期の全線再開に向けて沿線自治体をはじめ多くの関係者と連携し、また鉄道軌道整備法の一部改正案の成立にも深く関わってきましたので、工事の延長は大変残念ですが、何よりも安全を最優先に工事を進めていただきたいと心から願っております。
三島町にある第1只見川橋梁のビュースポットには、連日カメラを持った旅行客が訪れているほか、かつて存在した渡し舟を復活した霧幻峡の渡しは、川霧の中を進む幻想的な雰囲気が人気となるなど、只見線と沿線地域への注目が高まっております。 こうした流れを只見線の全線再開通に向けて確かなものにするため、平成30年3月に策定された只見線利活用計画の実現に向け、より一層の取組強化が求められるところです。
JR只見線の復旧方針につきましては、先月末に開催しました第5回検討会において、上下分離方式による鉄道復旧案について議論をし、第8只見川橋梁の工事方法に関して、上流ダム等の水位調整や堆砂対策など被災時点からの状況変化も踏まえ、新たに補強・流出防止工事等を行った上で、現在の位置で復旧することといたしました。
その中で、復旧事業費については県からJR東日本に対し、上流ダムの水位調整などの状況変化を踏まえ、安全運行を前提に第8只見川橋梁の工法見直しによる工事費縮減を申し入れ、協議を進めていること、また、運休の長期化により新たに生じた経費が含まれていることなども踏まえ、復旧事業費の一部負担を要請していることについて報告をし、議論を深めたところであります。